人の顔に見えてくる!? ~ 心霊写真 の原因~
今でこそ少なくなってきましたが、
一昔前の2000年ごろはテレビ番組で心霊番組なるものも多く放送されました。
一般視聴者から心霊写真を投稿してもらい、
出演者がそれに対してリアクションする、みたいな番組が多くありました。
しかし、心霊写真の多くは大きく2つに分けることができます。
ひとつは、光の量や影といったカメラ側の問題です。
そしてふたつ目は、人の顔に見えるような物体がたまたまそこにあった。
心霊写真のほとんどは、だいたいこんなところでしょう(笑)
あなたも普段生活しているなかで、
ヒトやキャラクターの顔にみえなくもないなーという体験をしたことが
あるのではないでしょうか。
ディズニーの隠れミッキーなどは有名ですよね。
われわれ人間はさまざまな物体のなかに人の顔を見出す習性があります。
今回の記事では、そんな現象についてご紹介します。
人の顔や何かの形、ロゴマークなど普段から慣れ親しんだ
よく知っているパターンを見つけてしまう心理現象を
パレイドリアといいます。
よくある例としては、
トーストして焦げた食パン、空に浮かぶ雲、木の木目などは
分かりやすいですね。
人の顔を知覚するパレイドリアがどのように現れるか実験が行われています。
この実験では、「ぐじゃぐじゃの白黒画像」が使われました。
この画像は単にインクの染みや点々をでたらめにちりばめたものです。
実験参加者には、「画像の中には顔や文字が隠されている」
と伝えられました。
しかし、実際にはテキトーにちりばめた白黒の点々なので、
顔や文字がみられるわけがありません。
すると、実験参加者はでたらめな画像の中に、
なぜか3回に1回程度の割合で顔か文字が見えると報告しました。
こうした実験から、
人間の脳には「顔をみつけたい」という仕組みがあることが
明らかになりました。
だから焦げたパンをみても、空に浮かぶ雲を見ても、
木でできた机の木目をみても脳は顔に似たものを本能的に探してしまうのです。
このパレイドリア現象に似た現象として、
「相貌知覚」「シミュラクラ現象」というものがあります。
これらの現象については、また別の機会にご紹介したいと思います。
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