心理教育塾

心理学×教育 心理学大好き、塾講師歴6年の人間がただただ好きなことを発信するブログ

今の地震、ホントに大丈夫? ~ 正常性バイアスの罠 ~

最近、地震多いですね。

 

日本は環太平洋造山帯に含まれていて、

 

大陸プレートと海洋プレートの2つのプレートの上に

 

位置している地震大国です。

 

2011年には東日本大地震

2016年には熊本地震

2018年には北海道地震と災害が続いています。

 

 

震災が続いていることで、防災意識が以前よりは高まりましたが、

 

あなたのお家は大丈夫でしょうか。

 

これだけ風水害が続いているのに、

 

うちに限って被災することはないでしょ

 

と変に楽観的になってはいませんか。

 

 

そんな根拠のないポジティブな考えをしてしまうのも無理はありません。

 

人間は「自分だけは大丈夫!」とついつい考えてしまう生き物なのです。

 

今回は異常事態に鈍感なすべての人へ向けて、

 

正常性バイアスをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

正常性バイアスとは、

 

自然災害や火事、事故など

 

自分になんらかの被害が予想される状況であるにも関わらず、

 

その状況を正常な日常生活の延長上の出来事と捉えてしまうことです。

 

 

都合の悪い情報を無視したり、

 

「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などといって

 

事態を過小評価しようとします。

 

事態を過小評価することが原因で、災害や事件から逃げ遅れてしまうのです。

 

 

 

予期せぬ出来事に対して鈍感になるよう人間の心はできています。

 

事あるごとに意識や注意を向けていては、

 

脳が疲れてしまい適切な判断や行動ができなくなってしまいます。

 

 

あまり疲れすぎるのを防ぐため、

 

人間の脳はできるだけ楽をしようとして鈍感になっているのです

 

 

 

一昔前までは、災害などの異常事態にいざ人間が直面したら、

 

直ちにパニックに陥ってしまい、

 

避難や救助を適切に行えなくなってしまうと信じられていました。

 

そのため、災害に関する情報を人々にそのまま伝えてはいけない、

 

といわれてきました。

 

 

しかし、近年の研究では実際にパニックになるのは稀なケースで、

 

ほとんどの人々は避難行動をすぐにはとろうとしないことが明らかになってきました。

 

やはり、根本には正常性バイアスがあると考えられています。

 

 

 

 

正常性バイアスの例として、東日本大震災があげられます。

 

東日本大震災では、地震発生後

 

「警報が出ているのを知りながら避難しない」

 

人が大勢いることが指摘されていたのです。

 

 

多くの人々が実際に津波を目撃してから

 

初めて避難行動にうつったことが確認されています。

 

その結果、避難が遅れ多くの命が津波によって奪われてしまったのです。

 

 

身の周りで「いつもと何か違う」と違和感を感じたら、

 

まずはその状況を疑ってかかることが大切です

 

「よくわからないけど大丈夫だろう」と思ってしまった時こそ、

 

「その考え、根拠あるの?」と是非自分に問いかけてみてください。

 

 

 

耐震ストッパー 震度7まで 2個入り キャビネット・テレビ台など用 家具転倒防止 【防災グッズ 防災用品 地震対策】[QL-78]【サンワサプライ】

価格:2,560円
(2018/9/30 00:09時点)

家具転倒防止伸縮棒 突っ張り棒 Mサイズ 【防災グッズ 防災用品 地震対策】[KTB-40]【アイリスオーヤマ】

価格:1,580円
(2018/9/30 00:09時点)

マグニチュード7(2本セット)【防災グッズ地震対策揺れ防止耐震免震】

価格:4,860円
(2018/9/30 00:11時点)